数あるITベンチャー企業の中でも、渋谷にオフィスを持つ企業で勤務してみたいと思う女性技術者が多いことも事実です。高齢化社会の進行に伴う生産労働人口の減少という問題に直面している日本では、もはや女性の力なくしては、成り立たないといっても過言ではないでしょう。とりわけ、比較的他の業界とは異なり、自由な発想が認められやすいIT業界では女性にとっても勤務しやすい環境づくりに工夫を凝らしています。在宅ワークや副業を認めるITベンチャー企業も多く、女性にとっては申し分ない環境といえるのではないでしょうか。男女平等といえども、やはり家事や介護などを担うのは女性の方が男性よりも多いという現状があります。
かつての日本企業では、多くの女性が企業に就職を果たすものの、結婚や妊娠、出産などを機に退職するというのが当たり前のようになっていました。そのため、女性が重要な役割を任されるケースも少ないという現状がありました。そんな時代と比較すれば、現代社会の働く女性を取り巻く環境は極めて良いといえるかもしれません。女性の活躍を促進する国家戦略も脚光を浴びています。ライフワークバランスや一億総活躍社会などの取り組みが女性雇用を推し進めていることは間違いありません。加えて、配偶者控除の見直しなど税制面での支援も見られます。IT業界にも女性経営者や女性マネージャーなどが増えており、ますます女性への期待感が増しているのです。